2010年06月
2010年06月25日
2010年06月24日
2010年06月23日
無洗米と無痛分娩
生協で無洗米を買おうとしたら(単に安かったから)、夫に「無洗米を買うの?」みたいな顔をされた。
なるほど、そうだよね。無洗米に良いイメージがない人も多いと思う。
でも別に、白米だって研いで糠は落とすんだし、栄養価に差は無い。
「洗わずに炊く」というのが衛生的に気持ち悪いなら、一回ゆすげばいいだけだし。
お米を神格化している日本人の気質から考えると、「無洗米」というのは米への冒涜っぽいイメージもあるのかも。
お米を「洗う」んじゃなくて「研ぐ」って言葉を使うあたりが、そう感じる。
米は洗うんじゃなくて、みがくモンなんだ。
そこで連想したのが「無痛分娩」。
麻酔で陣痛を和らげるのが一般的な無痛分娩。アメリカでは無痛分娩って、虫歯治療に麻酔するのと同じようなイメージなんだそうな。
欧米では主流なのに、日本人には敬遠する人が多いらしい。
これは「産みの痛みに耐えてこそ母になれる」という、お産を神格化している日本人気質から来るんじゃなかろうか。
日本人は、痛みに耐えたり、物に感謝して手間を惜しまなかったりするのが美徳なんだ。