2015年08月
2015年08月29日
額縁のサイズおもしろい
実は9月に展示を控えておりまして、いま額縁の発注準備をしているところ。
額縁のサイズって、変なサイズだし変な読み方ですよね~。
覚書しておきます。
[額縁のサイズ・代表的なもの]
水彩画やデッサン、写真など薄いものをいれる額縁
吋(インチ) 254×203
八ツ切(やつぎり) 303×242
太子(たいし) 379×288
四ツ切(よつぎり) 424×348
大衣(たいころ) 509×394
半切((はんせつ) 545×424
三三(さんさん) 606×455
小全紙(しょうぜんし) 660×505
大全紙(だいぜんし) 727×545
面白いのが「太子」。
大正時代に皇太子殿下(後の昭和天皇)の肖像画を刷って頒布したサイズなんですって。
「大衣」で「たいころ」と読むのも面白い。
大正時代にドイツから輸入したコロム画と呼ばれる絵画のサイズらしいのです。
大衣、中衣、小衣と3種類あったらしいけど、現在は大衣だけ残ったとか。
「三三」は、このサイズのガラスを33枚並べると100平方フィートになるそうです。
八ツ切と四ツ切もガラス業界のサイズらしいです。
額縁にはガラスを入れるので、そんなサイズになったのかしら・・・。
普段、A判・B判の世界で暮らしているので、額縁サイズはほんとよく分りません。
大正時代からのサイズが平成の世でも使われてるって面白いですね~~。
しかし、わかりにくい!(笑)