2008年11月30日

絵に引きずられる

私は商業イラストとか漫画とか、「ビジネス」で絵を多く描いてきました。
出来る限り多くの方に見てもらえるように、クライアントや編集さん、読者の嗜好を考えながら作画をするわけです。ニーズに合わせて絵柄や色調も調整します。

同人誌も しかり。
趣味の世界だからって、好き勝手、適当に描いてたって本は売れません。目の肥えた人の多い同人誌の世界は意外に厳しいのです。


TPOに合わせて絵を変えるのは当然の事だと思うし、どんな絵でも描いてる時は楽しいです。

でも最近、気が付いたんです。自分の気持ちを込めて、自分の本当に描きたい絵を追求した事が無かったと。

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最近になって急に、「私はこんな絵が描きたいんだ」という形が いきなり見えてきました。こんな事は初めてなのですが、絵で伝えたいことがあって、切ないような、祈るような気持ちです。

その「描きたい絵」を描いてる時は、異次元に居るみたいなんです。
家族の喋る声が遠くに小さく聴こえます。時間は私を残して別の場所で流れていくような感覚です。
そして、紙の上に想いを練りこむように、色を乗せてるんです。


・・・ついに頭がイカれたか・・・?困った


不眠不休で寝食も忘れて絵が描きたい所なのですが・・・一応は社会人なので(苦笑)「日曜日だけ」でトリップ状態から戻ってまいりました (で、ブログも更新しました)。
あぁ良かった、完全にイカれたワケじゃないみたいよ。

でもこの不思議な感覚は大切に、自分の作画活動にも力を入れて行きたいです。

at 23:44│Comments(2) お絵かき 

この記事へのコメント

1. Posted by SAK   2008年12月04日 17:05
思わず姫川亜弓が「2人の王女」で初めて役と一体化した気分だとマヤに語っていたのを思い出しました。
でもマヤはサラッと「私はいつもそうだけど?」なんて言ってのけるんですよねぇ。
でも描きたいものを描くってことがが何より難しいのが大人の事情ってやつですか?
毎週日曜日は自分のために自分の描きたい絵が描けるといいですね(*´∀`*)
2. Posted by 山吹あらら   2008年12月05日 18:35
いやいや、姫川亜弓は努力家だけど天才なので、私とは違うと思いますけど・・・。
でも、自分の没頭しすぎて社会生活を送れない人が「真の芸術家」なんでしょうかね?
描きたいものを描くのが難しい・・・のもあるけど、描きたいものが見つからないって事が多いかも、大人は。

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